新潟楽所

新潟楽所は、威徳寺の第21代住職
源川遠城師の願いから始まりました。

平成2年、
「威徳寺に喜怒哀楽を超えた和の音楽を響かせたい」との思いから、
師は三鼓(羯鼓、太鼓、鉦鼓)を求めました。

その年の12月、
三鼓の打ち初め式を予定していましたが、
威徳寺に響く雅楽の音を聴くことなく、
師は御往生されました。

打ち初め式となった師の葬儀を機縁として、
平成3年1月、師の願いを引き継いだ現住職
源川法城師と御門徒の方々を中心に、
「威徳寺雅楽部」が発足。

平成10年には団体名を「新潟楽所(にいがたがくそ)」に改名しました。

発足当初は東京までお稽古に通いましたが、
現在では年に3回ほど、
宮内庁式部職楽部楽師の先生方にお越し頂いて、
お習いしております。

先生のお稽古の他、
毎週火曜日を練習日として、
夜7時半から9時半まで、
威徳寺本堂にて、
雅楽の精神と技術の研鑽に励んでいます。

また、研鑽と同時に、
自主演奏会や新潟市の音楽祭への出演、
小中学校での雅楽教室等、
新潟市における雅楽の普及にも努めています。